結論
枚数 = 張る面積 ÷ 目地を含めたタイル1枚の面積、そこにロスを足します。
タイルは自身の寸法に目地1本分を加えた場所を占めるので、呼び寸法だけで数えると必ず足りなくなります。
計算例
3.6 m × 2.4 m の床に、300 × 600 mm のタイルを目地3 mmで張る場合。
- 面積:3.6 × 2.4 = 8.64 m²。
- 目地を含む1枚:0.303 × 0.603 = 0.1827 m²。
- 8.64 ÷ 0.1827 = 47.3 なので、床を覆うには48枚。
- カット用に10 %を足すと 48 × 1.1 = 52.8 で53枚。
- 1箱8枚なら7箱、つまり56枚になります。
ロスはどれだけ見るか
- 長方形の単純な部屋をまっすぐ張るなら10 %。
- 斜め張り、ヘリンボーン、形の入り組んだ部屋なら15 %。
- 大判タイルは1枚の切り損じで失う面積が大きいので15 %以上。配管やニッチ、出窓のある部屋も同じです。
- 5 %で足りるのは、障害物のない四角い面を、何も割らない職人が張るときだけです。
ロスは割れだけではありません。大半は端部のカットで、残った切片が狭すぎてどこにも使えない分です。
1箱多めに買う
タイルはロットごとに焼かれ、ロットが変わると色がわずかにずれます。物置に1箱残しておくことが、3年後に割れた1枚を色の合うもので差し替える唯一の方法です。ロット番号も控えておきましょう。
壁、キッチンパネル、張らない部分
壁は1面ずつ計算します。同じ寸法になることはまずありません。そして張らない部分は引きます。窓、ドアの開口、浴槽のエプロンなどです。小さな開口は合計に含めたままにしておくほうがよく、小窓の周りで切ったタイルも1枚丸ごとから取るからです。
接着剤と目地材
使用量はくし目の大きさと壁の平滑さで変わるので、袋の表示に従ってください。目安として、20 kgの接着剤1袋は6 mmのくし目で4〜5 m²、目地材5 kgは300 × 600のタイルを3 mm目地で張った約20 m²分の目地を埋めます。
ツール
タイル計算機は上の計算を、目地幅と張らない面積も含めて行います。塗料計算機はタイルを張らない壁用で、屋根面積計算機は傾斜面を扱います。