月々の支払いではなく総コストで比べる
ローンの返済額が家賃と同じくらいでも、購入のコストが同じとは限りません。持ち家には賃貸にはない費用があり、賃貸なら貯蓄を運用に回せます。公平に比べるには、住む予定の年数のすべての費用を合計します。
持ち家のコスト
- ローンの利息:最初のうちは、返済額の大部分が元本ではなく利息です。
- 固定資産税と保険。
- 維持費:修繕やメンテナンスに年に家の価値の約1%という目安がよく使われます。
- 購入と売却のコスト:手数料、税金、仲介手数料など、価格の数%が売買それぞれにかかります。
- 頭金を運用できない損:家に入れたお金は、ほかで利息や運用益を生めません。
その代わり、持ち主は家の値上がり分と、返済したローンの分を得ます。
賃貸のコスト
年々上がる家賃と火災保険です。借りる人は頭金や購入費用を運用し続けられ、賃貸のほうが月々安ければその差額も運用できます。
価格家賃倍率
家の価格を、似た家の1年分の家賃で割ります。3,500万円の家が月17.5万円(年210万円)で借りられるなら、倍率は約17です。大まかな目安として約15未満なら購入、約20を超えると賃貸が有利になりやすいですが、実際の答えは地域の価格、金利、税金で決まります。
何年住むか
購入と売却の費用は一度にかかるので、短期間ほど重くのしかかります。購入が得になるには通常数年かかり、数年以内に引っ越すかもしれないなら賃貸のほうが安いことが多いです。
計算ツール
賃貸と購入の比較は、自分の価格、金利、上昇率で両方を年ごとに合計します。住宅購入予算の計算は収入に合う価格を、住宅ローンの計算は月々の返済額を示します。