重要なポイント
ループを貫く磁束が変化すると起電力が誘導される。ファラデーの法則がその大きさを、レンツの法則が向きを与え、同じ考え方が発電機、変圧器、コイルを説明する。
- ファラデーの法則は ε = −N ΔΦ ÷ Δt で、磁束は Φ = BA cos θ である。誘導起電力を生むのは磁束の変化だけである。
- レンツの法則(マイナス符号)は、誘導電流がそれを生んだ変化を妨げる向きに流れることを述べる。
- 長さ L の導体が磁場を横切って速さ v で動くとき、運動起電力は BLv である。
- コイルは磁場にエネルギー ½LI² を蓄え、電流の変化に逆らう。
主な式
ε = −N ΔΦ ÷ ΔtΦ = BA cos θε = BLv (motional)ε = NBAω sin ωt (generator)U = ½LI²L = μ₀N²A ÷ ℓ (solenoid)
例題
長さ 0.50 m の棒が、2.0 Ω の回路をつくるレール上を、0.20 T の磁場に垂直に 4.0 m/s で滑る。起電力は BLv = 0.20 × 0.50 × 4.0 = 0.40 V、電流は 0.40 ÷ 2.0 = 0.20 A。運動を妨げる磁気力は BIL = 0.20 × 0.20 × 0.50 = 0.020 N なので、必要な仕事率は 0.020 × 4.0 = 0.080 W で、I²R に等しい。
よくある間違い
- 巻き数の多いコイルで巻き数 N を忘れること。
- 磁束の変化率ではなく磁束そのものを使うこと。一定の磁束は何も誘導しない。
- 誘導電流の向きを求めるときにレンツの法則を無視すること。
練習
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