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DNA コピー数の求め方

式

コピー数 = (質量 (ng) × 6.022 × 1023) ÷ (長さ (bp) × 660 × 109)

660 g/mol は二本鎖 DNA の塩基対 1 つの平均質量(一本鎖 DNA は塩基あたり約 330、RNA は 340)、6.022 × 1023 はアボガドロ数、109 はナノグラムをグラムに直す係数です。分子が長いほど、1 ng に含まれるコピーは少なくなります。

計算例

5,000 bp のプラスミド 1 ng には何分子ありますか?

  1. モル質量:5,000 × 660 = 3.3 × 106 g/mol。
  2. モル数:1 × 10−9 g ÷ 3.3 × 106 g/mol = 3.03 × 10−16 mol。
  3. コピー数:3.03 × 10−16 × 6.022 × 1023 = 1.8 × 108 コピー。

覚えておくと便利な目安:1 kb 断片 1 ng は約 9 × 108 コピー、1 bp なら 1 ng で 9 × 1011 なので、これを bp 単位の長さで割ります。

コピー数から質量へ

式を変形すると、質量 (ng) = コピー数 × 長さ × 660 × 109 ÷ 6.022 × 1023。同じプラスミド 106 コピーなら、106 × 5,000 × 660 × 109 ÷ 6.022 × 1023 = 5.5 × 10−3 ng、つまり 5.5 pg です。

qPCR の検量線

絶対定量には、コピー数のわかったスタンダードが必要です。プラスミド濃度を測り、µL あたりのコピー数に換算し、たとえば 108 から 102 コピー/µL まで 10 倍段階希釈を作ります。サンプルと一緒に測定し、Ct を log コピー数に対してプロットすると、傾きが −3.3 に近い直線(効率 100%)になるはずです。直鎖化したプラスミドは超らせん状より正確なスタンダードになり、tRNA や酵母 RNA などのキャリアを加えると、低コピーの希釈液がチューブ壁に吸着するのを防げます。

計算ツール

DNA コピー数の計算は、任意の長さの DNA や RNA についてナノグラムとコピー数を相互に換算します。A260 の読みから濃度を求めるには DNA 濃度の計算を、絶対定量ではなく相対定量には ΔΔCt 計算を使います。

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