タンパク質のモル吸光係数計算
タンパク質のモル吸光係数を計算する方法
- タンパク質の配列を 1 文字表記で貼り付けます。抗体のように複数の鎖からなるタンパク質は、各鎖を FASTA レコードとしてコピー数だけ貼り付けます。IgG なら H 鎖 2 本と L 鎖 2 本です。
- システインがジスルフィド結合を作っているか(分泌タンパク質や精製した折りたたみタンパク質の多く)、還元型か(DTT を含む試料や細胞質)を選びます。
- 280 nm のモル吸光係数が M⁻¹ cm⁻¹ で表示され、Abs 0.1% と分子量も出ます。
よくある質問
モル吸光係数はどう計算していますか?
Pace ら(1995)の方法で、ε280 = 5,500 × トリプトファン数 + 1,490 × チロシン数 + 125 × シスチン数(M⁻¹ cm⁻¹)です。シスチンはジスルフィド結合でつながったシステイン 2 個の組です。ExPASy ProtParam も同じ値を使うので、結果は一致します。
Abs 0.1% とは?
1 mg/mL(0.1%)溶液の 1 cm セルでの 280 nm の吸光度で、モル吸光係数を分子量で割った値です。A280 の測定値をこれで割ると mg/mL の濃度になります。E0.1% とも書き、1% 溶液では E1% = 10 × Abs 0.1% です。
抗体の吸光係数はいくつですか?
一般的なヒトやマウスの IgG では Abs 0.1% が約 1.4(E1% で約 14)で、150 kDa ならモル吸光係数は約 210,000 M⁻¹ cm⁻¹ です。実際の値は可変領域によって変わるので、自分の抗体の値は H 鎖と L 鎖を貼り付けて求めてください。
配列から求めた係数の精度は?
トリプトファンを含むタンパク質なら、多くの場合実測値との差は約 5% 以内です。トリプトファンがないと不確かになり、トリプトファンもチロシンもなければ 280 nm でほとんど吸収しません。ヘムやフラビンなどの結合した補因子も吸収しますが、計算には含まれません。
その他の生物学実験の計算ツール
DNA 濃度の計算DNA コピー数の計算ライゲーションの計算RCF・RPM 換算細胞倍加時間の計算血球計算盤の計算ハーディー・ワインベルグの計算パネットの方形の計算プライマー Tm 計算ΔΔCt 計算タンパク質濃度の計算(A280)オリゴ溶解の計算MOI 計算細胞播種の計算形質転換効率の計算OD600 計算検量線の計算IC50の計算PCRマスターミックスの計算アガロースゲルの計算SDS-PAGEゲルの計算ストック溶液の計算凍結乾燥品の溶解計算ゲルのバンドサイズ推定